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offline -同人活動-

レポート

 イベント自体への一般参加が過去に一回、今回はサークル初参加となりました文学フリマ。
 文学フリマという単語を聞いたのが1回目か2回目の時、その時は色々と考えていずれ参加して見たいという気持ちから時間が経ち気がつけば12回目。40サークルが知らずに500サークル越えしていたことに驚きました。
 今回のイベントに付いてのレポートは少し辛口、と言うより率直な感想となりそうです。

イベント当日

 個人主催の同人イベントとして最後に参加したのはいつ頃なのかと思い返すほど久しぶりなイベントでした。思い返せばもう6年以上でしょうか?
 今回も前回同様新刊無しで行く事となり一部増刷した程度での参加となりました。当日は微妙に雨が降りそうな天気、そして気持ち暖かい気温と梅雨の時期特有の天気となりました。
 居ますんで居るところから行く場合、総武線⇒山手or京浜で品川⇒京急線に乗り換えて特急一本にて蒲田が一番のルートということで初めての京急線に乗って移動。特急と言う事も有り品川蒲田間は一本で行けるので有りがたい限りです。到着してお隣さんに挨拶しつつ準備開始。これらは何時も通りなので割愛します。
 イベント開始と同時に拍手はもう何処のイベントに行っても変わらないわけですが、文学フリマも例外に漏れず拍手。
 通してイベントを見た感じの第一印象は文学オンリーでは活気が有る。そして交流が活発だという点では同人という事は十分に果たしており、あくまでフリマだというスタンスもなるほどと言う事があります。
 冒頭に書いたとおり個人主催に参加したのはかなり久しぶりであり、それ以外は昔はスタジオYOU、今はコミケットかコミティアという大手でのイベントに絞っていたため少し疎いところもあったのですが、「これはちょっとなぁ……」と言う事が見受けられました。
 大手イベントでは注意事項及びルールを遵守しない場合、注意を受けるか最悪の場合、退場や次回イベントへの参加停止処分という俗に言う、イエローカード、レッドカードがあり、スタッフが常に目を光らせています。決められたことを守れれば文句は有りませんが破ればどうなるか位は想像着くだろうと。
 今回送られてきた参加案内書にはしっかり明記されているので引用します。

・出展者は自分のスペースに来る人に対して、周囲のブースに迷惑をかけないように注意する義務があります
・自ブースの外側へ出ての呼び込みや頒布行為禁止
・過度の呼び込みの禁止 大声での呼び込みなどは周囲の迷惑になりますのでおやめ下さい。
・着替えスペースがありませんので、コスプレは禁止です。他の出展者及び来場者の迷惑になるようなパフォーマンス等もご遠慮下さい。あくまで常識の範囲での行動して下さい。

お知らせ及び参加要項・当日案内より一部抜粋

 今回抜粋したのが見受けられた問題点でした。注意義務を使うかどうか悩む箇所も有りそれを見逃していた自分も過失責任は有るでしょう。まあ閑古鳥なのは確かでしたが、酷い時も有りましたね。
 外側へ出て〜の下りについては名前は伏せますが見た限り二箇所有りました。主に若い方々(大学生?)だったのですが、通路に出て囲むようにして呼び止め、配布なども有りそれは流石にどうなんだと。
 大声での呼び込みについては場所は特定できませんでしたが、騒がしいイベント会場にて恐らく直線距離3〜40m程離れた箇所から聞こえてきたことを考慮すると余程でしょう。途中子供にやらせたりと。
 コスプレと私服の境目は難しいと思います。別にどんな格好しても私服だと言い切れば良いのでしょうが一部の人には伝わっていなかったんでしょうか?
 箇条書きで書きましたが、これが見受けられた問題点でした。普通に、ひどいと思うレベルですし、ここ数年コミケットやコミティアで文学配置されてきた中でもここまで酷いのは見ませんでした。
 そしてここに来て悩むのが個人主催だからか、という疑問点。一項目に関しては責任の一端はこちらにももちろん有るのですが、それ以外に関しては主催者サイドで対応して貰わなければどうしようも有りません。
 きつい言い方をすれば、次回から更に大きな会場を借りると言う事でしたが、スタッフの増員なりなんらかの対応を練らない限りいずれ会場側から拒否されるのではないかと思います。初参加で、イベントの雰囲気などは今回限りでしか判断できませんがあまり管理できていないと言うのが率直な意見でした。
 しかし一番の問題は注意事項も守れないサークルサイドであり、自分の行動がどう影響するのかも分からないのかなと疑問につきます。送られてきた案内書には普通目を通し良いこと、駄目なことを理解しその範疇で活動するのが当たり前のこと。
 それも守れないというのがとても残念な気持ちになります。ぐだぐだ書いても仕方ないので駄目な箇所は二箇所。
 1.規則事項を読んでいない、守れていないサークル
 2.それらを管理し切れていない主催者
 売ることが大事だというスタンスも居れば読んで貰えればいいというスタンスもありますが、それらは決められた中で行うことが前提だと言う事。読んで欲しいから声を張り上げたり、呼び止めたりは御法度。
 イベントで当サークルに足を止めてくれたお客さん方はどう思われていたのかは分かりませんが、私が参加していて上の禁止事項を知っていて改善されなかったらイベントとしてどうなんだと思います。 

 まとめ。
 イベントとして活気有るイベントという点には凄い好感触だし印象もいいが、規則からはみ出す人が多くそして改善されない。そしてそれらは主に大学系サークルに多く見受けられていたと言うことも事実。イベント会場を少し歩いただけでそれでした。
 たしかにイベントへの期待がそれなりに有ったため落差によるショックも有りましたが、それらを余り補ってまだあるというのが率直な感想。考えが固いと思う人も居るかと思いますが、規則は守りそして人には迷惑を掛けない、これも出来ないのか?
 思う所はありますが、もしこの状況が改善されず更にイベントとして大きくなっていくと言うなら、私個人の意見としては今後の参加は検討し得ないと言う事が今回の結論。
 これについては鈴響さんにも話しており、今後のイベントスケジュールも相まって当分、文学フリマへの参加は見当しませんと言う事にしています。
 散々に書いていますが、もちろん大多数は良識有りかつ自信を持って作品を出して居ると言うことが分かりますし、活気ある人がイベントには必要だと言う事も理解しています。
 ただし毎回イベントアンケートへの回答にあるモラルの低下だけは拭えないのか頭が痛くなるばかりで、今回もそれに漏れずというのが残念でなりません。
 一般参加した時は良いイベントだと思えてそれから数年経って何が変わったんだろうかと疑問を持つイベントとなりました。
 きつい言い方が続きましたが、今回の率直な意見をレポートとしてここまでとします。


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